Sanyu(サニュ) ~ウガンダで手作りレザークラフトを創る~

青年海外協力隊員がウガンダのシングルマザーを雇用し、レザー商品を開発する様子を綴ります。Sanyu(サニュ)とは現地語で「Happy」を意味します。

レザーを手に入れるまで Part3

前回までの投稿はこちら↓
Part1 レザーを手に入れるまで Part1 - Sanyu(サニュ) ~ウガンダからハンドメイドレザークラフトをお届けします~

Part2 レザーを手に入れるまで Part2 - Sanyu(サニュ) ~ウガンダからハンドメイドレザークラフトをお届けします~

 

一件目の角工場が空振りに終わったのち。

それでも、「角」への可能性も模索してみたいという気持ちは残っていて、他の工場も探してみることに。

そんな時、首都カンパラにある有名なクラフトショップに角製品がたくさん置いてあったので、定員さんに思い切って生産者のことを聞いてみた。

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すると、前回とは違う工房のオーナーを紹介してくれた!

早速そのオーナーに連絡を取り、突撃してみることに。
当時はやたらフットワークが軽く(≒ひま)、突撃大好きでした。

 

行ってみると、前の工房よりものどかで良い雰囲気。

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まず、「ここの雰囲気好きだなーーー!」と感じました。

 

ただし・・・。

色々と見て回るうちに、ここでも前回と似たような課題に直面します。

 

1、大量の在庫

やはりというか、角自体がかさばるものなので、どうしても保管のための広いスペースが必要になってきます。

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2、複数の加工用機械が必要

ここでも前回と同様、加工するための機械を大量に導入していました。

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「・・・これはやっぱり無理なのかなーー。。」

後ろ向きな気持ちが芽生えてきます。

 

でも簡単にあきらめるのはなんかいやだ!

「素材自体はいいものなんだから、やれることはチャレンジしてみよう!」そう自分に言い聞かせました。

 

ただ、チャレンジするとはいっても、課題への対策が必要です。

 

課題1、大量の在庫

⇒【対策】必要な分だけ少しずつ仕入れさせてもらえないかなぁ。

課題2、複数の加工用機械が必要

⇒【対策】手作業で何とかできないかなぁ。

 

という、何とも素朴な対策を考えました。

 

考えたらさっそく実行!!

 

まずは、

課題2、複数の加工用機械が必要

⇒【対策】手作業で何とかできないかなぁ。

に取り組むことに。

 

突撃先の工房で、お土産代わりにまだ加工していない角をゲット!

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この角を、ひたすらヤスリで

 

ゴシゴシ!

 

ゴシゴシ!!

 

ゴシゴシゴシゴシ!!!!

 

そして1週間後。

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多少きれいになった・・・・??

よくわからないので、既製品と比べてみる。

 

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・・・これじゃダメだ。

 

実際に取り組んでみてわかったのは、

「角は想像以上に固かった。。」

そして、

「ただ削るだけじゃだめ。」

既製品を見てみると、ツノを曲げたり切ったり伸ばしたり。

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あれこれやってみてわかったのは、

「手作業でとてもそこまではとても無理だぁ」ということ。

 

この段階で、残念だったけどツノについては諦めることに。

 

でも、ここまでやれることはやったなぁという気持ちもあったので、さくっと切り替えて、いよいよレザーの仕入れに気持ちを100%集中することにしたのでした。

(Part4に続く・・・)