Sanyu(サニュ) ~ウガンダで手作りレザークラフトを創る~

青年海外協力隊員がウガンダのシングルマザーを雇用し、レザー商品を開発する様子を綴ります。Sanyu(サニュ)とは現地語で「Happy」を意味します。

工具探しの旅=宝探し!!

すっかりご無沙汰ですみません。

隊員としてやるべきことが重なりました。帰国間近ともなると色々ありますね。ただ、前向きにやるべきことはこなさないといけないなーと思っています。

 

帰国まで3か月を切りました。

来月、嬉しいニュースをお届けできる予定なのでブログもまた頑張っていきます。

 

さて、これまでの投稿ではレザーをゲット!するところまで書きましたー。

突撃!革なめし工場!Part1 - Sanyu(サニュ) ~ウガンダで手作りレザークラフトを創る~

突撃!革なめし工場!Part2 - Sanyu(サニュ) ~ウガンダで手作りレザークラフトを創る~

 

今日は、モノづくりのために必要な道具探しのことを書きます!

 

道具探しと言っても、ハンドメイドでレザークラフトをやろうとすると、たっくさんの道具が必要になります。

 

糊・糸・ 針などの一般的なものから、専門的な工具まで様々です。

 

ハンドメイドのレザークラフトに特化した専門的な工具を一部紹介すると、

レザーに縫い穴をあけるための工具(レザーは固いので、穴開けをしないと針が通らない)、(↓こんな感じ)

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縫製のために製品を固定する工具(レザークラフトは糸の両端に針を付けて作業する、2本針スタイルのため)、(↓こんな感じ)

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レザーをくり抜き、模様を付ける道具(↓)

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などなど。

 

日本であれば、東急ハンズみたいなDIY商品が充実しているお店に行けば一発で全部揃うでしょう。ネットで通販だっていけます。

 

・・・しかし、ここはウガンダ。

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ヒトも、モノも、無秩序に溢れた国です。

 

当然一筋縄で行くわけはありません。

 

とにかく、糊を見つけるのも、はさみを見つけるのも、冗談ではなく「宝探し」。トレジャーハンティングです。ネットで検索なんてしても無意味。

だから、とにかく足で稼ぐ。

動いて探す。

自分で動かないと、誰かに聞いて突撃しないと、何も打開できません。

 

だから、とにかく探しまわりました。

本当に本当によく歩いたなーーーーあの時期は。

 

そして必死になって見つけた必要な道具たち。

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カラフルな糸、

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(左から)レザー専用の糊、木工用ボンド、蜜ロウ(糸に強度をつけるために必要)、小さなはさみ等々

 

1つ見つけるたびに喜んで。

でも、まだまだ足りない工具だらけと落ち込んで。

どれくらい探したんだろう。たぶん、1か月以上かな。

 

そして気づきます。

 

「ハンドメイドのレザークラフトに特化した工具は、この国には存在しない。

 

考えてみたら当然で、ハンドメイドでレザークラフトをやっている人間は限りなくゼロに近いから、流通するはずもありません。

 

仕方ない、ということで日本から取り寄せた工具がこんな感じ。

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(左から)レザー専用はさみ、穴あけ工具、穴をあける縫い線を引くための道具(ディバイダー)、ハート型にレザーをくり抜く道具、曲線&直線用ヤスリ

 

日本から工具を取り寄せたこと、

またレザーの仕入れでけっこうお金がかかったことから、

スタートするまでに結構投資することになりました。もちろん時間も。

 

しかし工具を購入するときに、絶対に破らない決め事を1つ作っていました。

それは、「消耗品がウガンダで手に入るモノづくりをしよう」ということです。

 

たとえば、レザークラフトの定番でもあるキーケース。

色々な人から「キーケースは無いの?あったら買いたいなぁ」という声をもらいましたが、キーケースは作らないことにしています。

それは、キーリングがウガンダ国内で流通していないからです。

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日本から仕入れるという選択もあるんでしょうが、

それをしてしまったら小売価格が上がってしまうし、

何より「ウガンダでやる意味」を見いだせなくなってしまいそうだった。

 

日本に比べたら、無いものづくしのウガンダ。

 

その中でも幸運だったのは、

「レザークラフトに必須の消耗品は国内で入手できたこと」に尽きると思います。

 

糊、糸、蜜ロウなど、「すぐに無くなってしまうけど、無くなったら作業ができなくなってしまうモノ」がこの国で流通していたのは本当にラッキーでした。

たぶん、無かったらレザークラフトをやっていないんじゃないかなというくらい。

 

そうして日本・ウガンダの合わせ技で、必要な工具がようやくそろいました。

 

時は2013年8月。

 

いよいよ、モノづくりをするために必要な素材(レザー&工具)はそろいました。

そしてついに、避けていた壁に向かい合うことになります。

 

それが、「モノづくりの壁」。

 

レザークラフト未経験、かつ手先はむちゃくちゃ不器用な日本人の最大の挑戦が始まろうとしていました。

 

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私たちの商品は日本でも購入していただけます。

 

このロゴ付きのタグが、私たちの商品の目印です!↓

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【日本での取扱店舗】
1、アフリカンハンズさん(三重・松坂市)
http://africanhands.net/

2、ハンディクラフト巧・丸太町店さん(京都市中京区)
http://www.handicrafttakumi.jp/shop.html

3、クラフトバザールMUKUさん(京都市中京区)
http://s.ameblo.jp/takumi-muku/entry-11914571738.html

4、るま・ばぐーすさん(東京都三鷹市)
http://homepage3.nifty.com/~rumah/index.html

5、風の交差点 風'sさん(愛知県名古屋市)
http://www.huzu.jp/

6、anam fairtrade&naturalさん(愛知県豊田市)
http://anam.sakura.ne.jp/index.html

7、フェアトレードショップ アチャさん(大阪市北区)
http://www.accha.jp/
http://ftaccha.blog38.fc2.com/blog-entry-1360.html

8、フェアトレード雑貨エスペーロさん(大阪府箕面市)
http://espero-osaka.com/

9、African gazelleさん(大阪府東大阪市)
https://www.facebook.com/africangazeller?fref=ts

10、modernark(モダナーク)さん(神戸市中央区)
http://www.chronicle.co.jp/shop/shop_MOD.html

※アフリカンハンズさん・アチャさん・モダナークさんは商品数かなり限られています。店舗により、商品数の多寡はありますがご容赦ください。

 

(商品例)

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↑ヘアゴム

 

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↑レザーボックス

 

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↑ゾウさんコースター

 

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↑コースターセット