レザーを手に入れるまで Part2
前回に引き続き、レザーという素材に出会うまでの道のりを振り返ります。
(前回→レザーを手に入れるまで Part1 - Sanyu(サニュ) ~ウガンダからハンドメイドレザークラフトをお届けします~)
ということで、屠殺場で角を取引しているおじさんとの出会いに導かれ、自分で角の加工工場を探してみることに。
(↑目指すはこの角たち!)
すると、案外簡単にネットで見つかる角工場!
早速アポを取って突撃してみることにしました。
振り返ってみると、3月上旬にはここを訪問しているので、
やはりレザーという素材に対してのアプローチはかなり早かったらしい。(任地への派遣が2月)
(↑工場のオフィス)
素朴な感じのオフィスに入ってみると、さっそく角を加工した商品たちが目に入ってきます。
(↑これぜんぶ牛の角!)
(↑こんなのも!真ん中のプレートにメッセージを入れることができるらしい。誕生日プレゼントとかに良いぞ、と強烈に推されたな)
「すごいなー!牛の角、もしかしたらレザーじゃなくてこっちでもいいかもなぁ。」
そんな風に感じていた僕を、
なぜか「外国から来た有力なバイヤー」だと勘違いしていたオーナーは、対応がとっても丁寧。笑
「これはチャンス!」とばかりにレザーのことを聞いてみます。
私「社長、レザー工場とか、小売店知らない?」
社長「うーん、、、知らない。ウチは角しか扱ってないしね。それに角は、個人から買うことが多いんだ」
私「そうなんだね・・・残念。そういえば、角の卸してる人ならウチの近くの屠殺場にもいたよ」
社長「そうか。でも最近は中国にどんどん流れて行ってるから、仕入れ値がどんどん高くなってるんだ。困るよ。」
というような会話を。
高くなっていると言われた角の仕入れ値を聞いてみると、
日本人の自分にとってはそれほど高くもなく。
任地で角は調達できることも考えると、
「角でも勝負できるかな」という想いが芽生えてきました。
そこで、実際にどんなふうに加工するのか見せてもらうことに。
工場に向かって歩いていると・・・。
さっそく大量の角が!
とっても臭かった記憶があります・・・。
そして工場に入ってみると、
こんな機械を使ったり、
こんなのもあったり、
こんなでかい機械で粉まるけになってる人もいたり。
そして、工場の片隅には・・・
大量の角!つの!!ツノ!!!!
ここまで 好き放題に工場をうろちょろさせてもらって思ったこと。
「これは、角は厳しいかもな・・・」
なぜかというと・・・
1、設備投資にお金がかかりすぎる
どうやら角の加工にはいくつもの機械がいるらしい・・・。
これはボランティアの自分が手を出せる領域ではないのかもなと。
2、角の保管場所&工房として広いスペースが必要
いかんせん角はデカい!
そして、何台もの機械を使うのであれば、
専用の工房を借りる必要がある。
けど、そんなお金あるか・・!?
ということで、角はどうやら厳しそうだという感触。
「でも、素材自体はいいよな」という想いは捨てきれず、
少しの間「角ブーム」が訪れることになります。
(Part3に続く・・・)