Sanyu(サニュ) ~ウガンダで手作りレザークラフトを創る~

青年海外協力隊員がウガンダのシングルマザーを雇用し、レザー商品を開発する様子を綴ります。Sanyu(サニュ)とは現地語で「Happy」を意味します。

先輩隊員の帰国に思う

今日、自分よりも3か月早くウガンダに着任していた先輩隊員たちが、

2年間の任期を満了して帰国していきました。

 

本当に仲良くさせてもらったので、すごくすごくすごーーーーく寂しい。


思い起こせば、それぞれのメンバーと忘れられない思い出がいっぱい。


ある隊員たちとは、まだ自分がウガンダに来て3か月も経っていない頃、
「国連がやってる大きなプロジェクト、見に行きませんか?」という来たばっかりの隊員らしからぬお誘いに快く応じてもらい。

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援助の生の現場で、「理想」ではなく「現実」を見ることができた。

絶望もしたけど、でも「自分の目で見る」ことがとても大事だと学んだ貴重な経験。

 

 

他のある隊員とは。

初めての旅行先であるルワンダに一緒に行ってもらい。

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(ルワンダ大虐殺を描いた映画「ホテルルワンダ」の舞台となった、ホテルミルコリン)

 

ウガンダから飛行機で1時間もかからないのに、「こんなに違うのか!」と衝撃を受けたあの旅行も懐かしい思い出。

そして、レザークラフトに関する大きな転機があったのもこの国でした。(詳しくは後日の投稿で)

 

またほかの隊員とは。
「候補者みんな同じ顔に見えるんですけど。」という、

奇跡の体験をした「ミスウガンダコンテスト」にのこのこと出かけていき。

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結局すぐに飽きて、誰が優勝するかの発表前に全員帰るというオチ。

 

バイクの点検にも行ったなぁ。

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そして何と言っても、ほとんどの隊員が任地ミティアナまで遊びに来てくれて、レザクラフト体験を「楽しい!」と言ってくれた。

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もう自分より先に来た隊員がほとんどいなくなった今、思うこと。

「気になる隊員とはどんどん絡むべし!!」

 

同期隊員とだけ仲よくしているのはもったいない。

おもしろそうな活動をしている隊員がいたら、どんどん飛び込んでしまおう。

そして、おもしろそうな活動をしているのは、やはり先輩隊員に多い。

それはやっぱり長いことウガンダにいて頑張っていて、活動の深度が違うから。

(もちろん後輩隊員でも頑張っている人はたくさんいますが)

 

でも、おもしろそうなことをしている隊員は大体忙しい。

そりゃそうだ、だって活動頑張ってるんだから。

でも、そこはどかんと突っ込む!

「ちょっと、お話聞きたいんですけど・・」

「一緒に、○○行きませんか・・?」

 

そうすると、大体気持ちのいい「いいよ!!」が返ってきます。

隊員って、そういう「気持ちのいい人 」が多いと感じるのはこういうとき。

 

1年過ぎたころから、すこしずつ自分にも後輩隊員が増え、先輩隊員が減っていき。

「隊員仲間に教えてもらうことが減ったなぁ」と感じるようになりました。

でもそこで腐らず、「次は自分が還元する番だ」と思えたのは、

「先輩隊員と濃い時間を共有したな~」と思えるたくさんの経験をしてきたから。

 

だから、充実した活動が今できているのは、

「気になる隊員にはどんどんコミュニケーションを取る」という気持ちでいたことが非常に大きいなと。

 

ということで、今日帰ってしまった隊員だけでなく、

これまでの先輩隊員にもとてもとても感謝。

 

同時に、今いる後輩隊員には「聞けるところは全部聞いてやろう」という意欲を持って、ガンガン突っ込んできてほしいなーと感じる最近なのでした。

 

しかし、帰っちゃったなぁ。寂しいなぁ。