隊員との交流のたいせつさ
隊員とのかかわりに関するトピックが増えておりますが、その流れでもう1つ。
最近、「ハーバード大学が75年間をかけ、268人の男性を大学在学時から追跡し、IQや飲酒の習慣、家族との関係など、あらゆる角度から研究した結果」を発表したそうです。
ハーバード大学75年の研究が明かす!将来性のある男の特徴 | スキンケア大学
その結果として、
《「暖かな人間関係を築けているか」という検証項目について高得点だった男性58人の年収は、平均して年間14万1000ドル(1440万円)と高く、強い相関関係があるという結果となっています。また、「暖かな人間関係」を築けている男性は、そうでない男性に比べ、専門的分野で成功を収めた人が約3倍もいた》ということ。
まだ自分は28年しか生きていないので、「ふーん」という程度にしか思えないのですが、でも協力隊に参加してから「人間関係の重要さ」について改めて実感しています。
というのも、これまでの投稿で書いたものもありますが、
・レザークラフトを始めるきっかけをくれたのは隊員であり、ウガンダ人
・新商品開発で行き詰った時、助けてくれたのも隊員仲間
・販路開拓で突破口をアドバイスしてくれたのも隊員仲間
・商品に辛口だけど温かいアドバイスをくれたのはJICAの職員さん
などなど、もうとにかくウガンダではたくさんの人に助けられっぱなしだからです。
残念ながらボランティアなので、収入はほとんど向上してませんが(苦笑)「温かな人間関係は築けている」感覚は持っていて、だから今の生活が充実しています。
とくに今でも感謝していることをちょこっと紹介すると、
こちらが一方的にプレゼントした商品を、
めっちゃくちゃ素敵な写真とともにフェイスブックに投稿してくれた隊員仲間!
「あー、なんか素敵な感じやん」と自分の商品に対して素直にそう思った初めての瞬間で、「この感覚大事にしたいな、これからも」と思えるきっかけをくれました。
あとは、まだまだモノづくり始めたばかりの頃のおはなし。
今考えるとめちゃくちゃクオリティの低い写真立てを帰国のプレゼントとして贈ったら、「ありがとう!この商品は、自分の子どもにも渡してあげたい。そうやって長く愛されるモノだと思うよ」と言ってくれた先輩。
あの言葉は本当に本当に嬉しくて。モノづくりの楽しさに目覚めた瞬間でした。
最後に。
帰国前ということで、今までも、そしてこれからもずっとバタバタさせてもらえるくらいにオーダーしてくれる隊員仲間のみなさん。
作っているこっちが恐縮するほどの大量オーダーをしてくれる隊員。
ウガンダ派遣じゃなくて、アフリカの別の国にいるのに、とってもたくさんオーダーしてくれる隊員。
自分でお金を稼ぐ喜びも、大変さも教えてくれたのは、自分の周りにいる人たちでした。その存在が、自分の活動というかむしろ人生を豊かにしてくれているなと思います。
だから、やっぱり人間関係はとっても大切で、それはお金では買えなくて、時間がかかるもので、だけどだからこそ大事。
ハーバード大学の研究成果が正しいのかはわからないけれど、人間関係の充実が生きる上で大切だということは正しいと信じたい。そんな世の中であってほしい。